英語を読むのは得意だけど、聞き取ることができないという人は多いですよね。
なぜ映画が聞き取れないのでしょうか。
知らない単語は聞き取れないのは当たり前だけど、読める単語なのに聞き取れないのには理由があります。
この記事を読んでわかること
☑リンキングがあるアメリカ英語は聞き取りにくいということ
☑正しい発音を自らすることが必要であること
☑正しい発音をするにはフォニックスの知識が必要であること
以上のことをしっかりと理解して、リスニング力をアップしてください
Contents
英語が聞き取れない理由とは?「リンキング」って何?
英語は読めるのに聞き取れないのは、特にアメリカ英語によくあることです。
アメリカ英語には、リンキングというものがあるからです。
【例】Not at all. のNot の t と at の a がくっついてNota=ノッタと発音されること
しかもアメリカ英語では T の音がラ行の発音をすることが非常に多いです。
なので、Not at all.は Norarallと繋がってしまいます。
日本語で書くと「ノラロー」と言っているように聞こえます。
こうなると、リンキングの存在を知らない日本人にとっては聞き取れないのも仕方ありません。
つまり知らない単語は聞き取れないし、知らない発音のルールは理解できないのです。
イギリス英語にはリンキングがないから聞き取りやすい?
イギリス英語には、リンキングがありません。
単語同士が繋がって発音されることがないので、比較的聞きやすく感じます。
ただ、厄介なことに、日本での英語教育はアメリカ英語で発音されている教材を使っていることが多く、一旦アメリカ英語に耳が馴染むと、逆にリンキングのないイギリス英語が苦手になったりするものなんです。
英語が得意な日本人で、イギリス英語が聞き取りにくいと言う人も少なくないんですよ。
正しい発音をすることが大事
リンキングが聞き取れるようになるためには、アメリカ英語の特徴をそのまま真似て自分でも発音できるようになる必要があります。
「Not at all.」は(ノラロー)と発音する練習をしておかなければ聞き取ることは難しいわけです。
でも、自分でも(ノラロー)と発音できたら、不思議と聞き取れるようになります。
英語の発音にはたくさんのルールがあります。
日本語には発音にルールなどないので、発音を勉強するなんて不思議な感じがしますよね。
しかも、結構たくさんのルールがあるし、一つ一つを覚えるのは大変です。
テキストで説明を読んで理屈がわかった上で、正しい発音を身につけるといいですよ。
正しい発音ができるようになると、実は単語も早く覚えることができるのです。
発音のルールを学ぶにはフォニックスを学習しよう
日本人はLとRの発音が苦手と言います。
日本語は話しているときに口の中で舌の位置があまり移動しない言語です。
それとは反対に英語は、アルファベットによって舌の位置がよく移動します。
Lでは舌の先が上の歯の裏側に付いているし、Rの音では舌は巻く感じになっています。
日本語にはない音がたくさんあるわけですよね。
英語を聞き取るためには、アルファベットひとつひとつの音を学習する必要があるわけです。
ひとつひとつの音の学習をするのがフォニックスと呼ばれる学習です。
フォニックスとは?「A」「B」「C」を「エイ」「ビー」「シー」と読んでいるのは、アルファベットの名前を呼んでいるようなものなのです。
フォニックスとは、アルファベットそれぞれがどんな音になるのかを学習するものです。
例えば「 A」ならば「アッ」と発音し、「B」は「ブッ」と発音する・・・など26文字全ての音を学習するのがフォニックスです。
26文字だけでなく、ブレンドと呼ばれるものがあり、アルファベットを2個以上組み合わせたときの発音も学習します。
例えば、「th」は上下の前歯で舌の先を挟んで「ス」や「ズ」と発音するとか、「sh」は「シュ」と発音するなどです。
フォニックスを学習していくと、英語の発音のルールがたくさんあることが分かります。
書店には、フォニックスの学習をするためのテキストがたくさんあります。
でも、若干退屈なのが「フォニックス」のお勉強の辛いところです。
私の教室でフォニックスの学習をするのに人気のyoutube動画があります。
あいうえおフォニックスです。
テキストで学習するよりも動画の方が圧倒的に分かりやすいです。
しかもネイティブの子どもの音声で、正しい発音を聞くことができるのでオススメです。
まとめ
正しく英語を聞き取れるようになるためには、自分でも正しく英語を発音する練習が必須です。
よく英単語を覚えるときに、単語をローマ字読みにして覚える人がいますよね?
あれはタブーです。
英語を聞き取るために単語の暗記をするときにも、きっちりと正しい発音をするようにしましょう。
最近ではネットの辞書で発音を確認することができるので、大いに活用しましょう。