中学2年生で英検準2級に挑戦するということは、全く未知の英語のオンパレードで非常にハードルの高い挑戦になります。
単語の難易度が上がっているのももちろんですが、英文法のややこしさといったらないです。
特に仮定法など、動詞の過去形の使い方が今までと違うので戸惑うことばかりです。
では、中学2年生で英検準2級に合格するためにはどのような勉強法が効果的なのでしょうか。
中学2年生で英検準2級受験に挑戦!攻略法は?
英検準2級はレベルでいうと高校1年生終了時レベルです。
中学2年生で受験するということは、ハードルが高いように思っている人も多いと思います。
準2級レベルの一番厄介な文法は仮定法と助動詞です。
もし私が鳥だったら、空を飛ぶのになぁ。
If I were a bird, I would fly.
というものですね。
仮定法なので、実際には起きなかったことやすれば良かったのにといったことを表現するときに使われる文法です。
実際に私たちが生活をしていると、ああだったら良かったのに、あんなことしなかったら良かったなぁ、などということが多いですよね。
それを英語で言うとどうなるのかな?
この気持ちが、最も仮定法や助動詞を理解するのに近道になります。
つまり、日常で仮定法や助動詞を使った文章を思いついたり、言ったりした時に素早く自分の中で英訳することです。
では、まず仮定法を使って日常のどんな場面を表現することができるでしょうか。
仮定法を使った文章を使わない日はない!
生活をしていて、ああすれば良かった、しなければ良かったと思わない日はないですよね。
そんな時にはすかさず仮定法に置き換えて、しっかりと自分のものにしましょう。
例えば!
あ〜また遅刻しちゃった!もうちょっと早く起きていたらバスに間に合ったのになぁ。
なんて表現は、仮定法に置き換えると
I’m late again! If I’ve gotten up more early this morning, I would have caught the bus.
なんて文章になります。
私があなたくらい美人なら、モテるだろうにね!
If I were a beautiful girl like you, I would be more popular.
こんなこと考えたことありませんか?
私なら毎日、ああだったら?こうだったら?なんて考えてばかりですよ。
つまり、もっと身近な例文で仮定法の英作文をする方が、問題集の例文を丸覚えするよりもずっと楽です。
興味を持つ・・・と言うことですね。
では、仮定法はどんな文なのでしょうか。
仮定法を覚えるのは案外簡単!!
基本的な仮定法の形は以下の通りです。
現在の事実と反することを言いたい時は
If節が過去形で、主節は助動詞(would, could, mightなど)+動詞の原形
(例文) If I had much money, I could buy anything.
(訳) もしお金があれば、なんでも買えるのになぁ。
過去の事実と違った仮定のことを言いたい時は
If節が過去完了形で、主節は助動詞(would, could, mightなど) + have + 動詞の過去分詞
(例文) If I had had much money, I could have bought anything.
(訳) もしお金があったなら、なんでも買えたのになぁ。
となります。
上の例文は少し時制が違うのが分かりますか?
準2級になると、動詞の過去形は現実とは違うことを言い表すのにも使われるようになります。
仮定法の文章の作り方を知っていれば、英検の問題も簡単に解けるようになりますよ。
では、実際に英検ではどのような問題が出されているのでしょうか?
英検準2級での仮定法の問題はどんなもの?
英検準2級での仮定法の問題とは以下のようなものです。
If I ( ) not busy, I would visit Japan.
1) was
2) were
3) am
4) could
答え 2)were
仮定法ではbe動詞は全てwereを使います。
(1) If we had bought this car a month ago, we ( ) driving to your city.
1) could have gone
2) could go
3) can go
4) have been
答え 1) could have gone
If節にhad bought と過去完了形が使われているので、主節には助動詞+have+過去分詞が使われているものを選びます。
まるでパズルのようですよね。
準2級の問題にはそれほど複雑な問題が出ないので、この形さえ覚えてしまえば一番難しいとされる仮定法の問題も簡単に解くことができます。
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まとめ
文法が難しいだから、見たことがないものばかりだから無理!と中学生のうちに準2級まで受験する学生は本当に少ないです。
中学生で準2級を取得している生徒の数は、全体の1.7%と言われています。
特に中学3年生になってしまうと、受験に集中するため英検受験を控える生徒が多いようです。
中学2年生までに英検準2級の受験をしておくと、高校に入学してからの英語の授業がかなり楽になります。
やはり、仮定法を少しでも理解しているということは有利ですよね。
また、私立高校を受験する際、準2級取得者には加点が与えられるなどの利点もあります。
絶対に無理!と決めつける前に、挑戦してみてはいかがでしょうか。