BBカードというとゲーム性の高い教材なので、小学生のための英語教材と思っている方が多いと思います。
しかし、BBカードを使って学習することは中学3年間の英単熟語と英文法です。
これを中学生の英語のレッスンに使わない手はありません。
遊びの要素を残しながら、効果的に中学生の英語の授業に取り入れるにはどのようにすれば良いのでしょうか。
BBカードを中学生のレッスンで使う方法
BBカードには絵に付随した英語の文章が1文ずつ付いています。
ゲームをするときには、その文章を言いながら遊ぶわけです。
文章を覚えてしまえば、いろんな形に変えることができます。
例えば、BBカードのダイヤの1のカードは
Betty Botter bought some butter for her mother.
ベティボターさんがお母さんにバターを買いました。
という文章です。
この文章、覚えるだけでも十分に英作文に役立つわけですが、その理由はこちらのブログをお読みください。
小学校の英語教材にオススメのBBカード!教科化前の英語学習に
小学3年生でもこんなに英作文ができるようになるBBカードの効果
この文章を疑問文や、否定文に口頭で変える練習をします。
Betty Botter didn’t buy some butter for her mother.
ベティボターさんはお母さんにバターを買いませんでした。
となるわけです。
実はリスニングの練習にもなっている!
BBカードには64つの文章があるわけですから、それら全てを口頭で疑問文や否定文に変換するためには、その文章が現在形か過去形かを聞き取らなければなりません。
現在形か過去形かを聞き取るためには、その文章の動詞を聞き取るわけです。
ぼんやり聞いていると時制を間違えて正しい答えは導き出せません。
これは筋トレと同じですね。
口頭ですぐに答えを出すと言うことは、書きながら答えを出すよりもずっと大変だと言うことはお分かりだと思います。
BBカードを時制でグループ分けする
64つの文章の中には現在形、過去形、進行形、完了形、未来形と様々なものが混ざっています。
口頭でササッと時制を変化させることができる生徒は、そのまま練習を続けることができますが、苦手な生徒も、もちろんいます。
そんなときには、一旦それぞれのカードの時制を整理します。
BBカードの面白いところは、時制を整理するためにポーカーゲームをすることがあるんですよ。
ポーカーゲームの記事はこちら↓ 合わせてお読みください。
BBカードの遊び方は無限大|ポーカーをしながら時制の勉強も!
一度時制ごとにグループ分けできると、疑問文や否定文などに置き換えることが簡単になります。
まとめ
現在を過去形や未来形に変えたり、その逆をしたりすることも口頭練習でやります。
リスニングも兼ねていることに生徒は気づいていませんが、必死に聞こうとするので自分なりにリスニングのコツのようなものを掴むようです。
文法の勉強とリスニングが同時にできるなんて、素晴らしいと思いませんか?
もし、興味がおありならこのブログから質問やお問い合わせをお待ちしております。