子どもを英語教室に通わせたいけど、一番気になるのは教室の月謝ですよね。
毎月の月謝が安いと助かるけど、効果がなければ時間もお金も無駄だし、かといって高い月謝のところは本当に効果があるのか気になります。
そこで、今回は英語教室の月謝についてお伝えします。
この記事を読んでわかることはこちら↓
月謝がいくらだったら通わせる?
月謝が高いところは本当に効果があるの?
最近の英語教室の月謝の相場ってどのくらい?
小学生の英語教室の月謝の相場は、週4回のレッスンで6,000円程度です。
ですが、これは大手英語教室の月謝を参照にしている金額なので、これが平均の金額とは言えません。
探せばもっと安い教室はたくさんありますし、逆にもっと高い教室もあります。
個人教室では月謝は言い値ですので、教室の主催者の考え方によって大きく異なります。
入会するときには、月謝の中に何が含まれているのかを確認する必要があります。
☑振替授業はしてもらえるのか?
☑年間何回授業なのか?
☑先生の都合でお休みになった時はどのように対応するのか?
子どもが風邪をひいて休むときや、台風で雨風が強く教室に行くのが不可能になった場合などお休みをしなければならない状況はいくらでも出てきます。
その時の教室の対応も含めて月謝の金額が高いのか、妥当なのかを判断しなければなりません。
月謝や時間割は先生ファーストで当たり前
大手フランチャイズ教室は月謝は全国統一されていますが、時間割に関しては先生ファーストで決められています。
家庭を持った主婦が先生の場合が多いので、これは仕方のないことでしょう。
個人経営に関しては、月謝も先生ファーストで決められています。
大抵の教室の場合、先生は主婦であることが多いです。
子育て真っ最中のママ先生もいますし、あるいは他にもお仕事を持ちながら教室も運営されている先生もいらっしゃいます。
先生ファーストの時間割は、長く教室を運営する上で無理のないように、先生都合で時間割を組んでいるからです。
そのことを考えると、振替授業というのは先生にとっては結構な負担になります。
先生都合でお休みした場合の振替は当然行われますが、生徒都合でお休みした場合の振替授業は受けてもらえないと考えた方が良さそうです。
また、月謝の金額に関しては、先生のモチベーションが下がらない額に設定されていることが多いです。
相場よりもかなり安い金額のところは、先生自身が教室を始めたばかりで、遠慮価格になっているところが多いですね。
つまり、先生としてまだ経歴が浅く、自信がないという気持ちの現れだということです。
月謝がいくらだったら通わせる?
英語教室を決めるときに、毎月支払う月謝を考慮するというのは当然のことです。
でも、あなたはお子さんに今後ずっと英語教室に通わせますか?
中学生になっても、高校生になってもずっとその英語教室に通うということは少ないと思います。
ということは、月謝で教室を決めるというよりも、どの程度のレベルになれば教室を辞めるのかを決めてから、通う教室を決定することをオススメします。
例えば、小学生のうちに英検3級まで取得するという目標を持って、教室を探していたとします。
そこで、英検に特化した教室を見つけて、その教室が1ヶ月10,000円だったとします。
目標を達成するためにはぴったりの教室だけど、月謝が高いという理由でその教室に通うのをやめますか?
次に見つけた教室が、月謝3,000円だったとして、あなたはその安い教室を選ぶのでしょうか。
月謝が安い教室というのは、先にも言ったように先生が自分自身の英語教育に関して自信がない遠慮価格のことが多いです。
または、生徒を詰め込んで薄利多売的な経営をしているところもあります。
一見、月謝が安くて通いやすいと思うのですが、結局は小学校卒業までに英検3級取得の目標は達成できないでしょう。
安い月謝の教室に3〜4年通い続けて、結局は何が身についたのかわからない状態が続くのと、月謝が10,000円でも2年で英検取得できる教室に通って、英検をさっさと取得したら退会する方が賢い教室選びの方法だと言えます。
語学はある程度のレベルに達したら教室はいらない
英語は五文型でできている言語です。
ある程度、英語の文法が理解できたら、あとは語彙力を増やすのみです。
単語力をつけるのに、教室は必要ありません。
独学で英語力をレベルアップすることは、充分に可能なのです。
英検取得に関しても、文法が理解できたら、問題集の問題を何回も解いて練習すれば合格することはできます。
つまり、独学できるくらいのレベルまでに早く達することができる教室なら、たとえ高額な月謝だと思っても、結局は英語力をつけるための近道になるということです。
月謝が高いところは本当に効果があるの?
月謝が高い=効果がある教室・・・これははっきりとは言いがたいことです。
でも、先生が設定した月謝は、おそらく先生がこれまでに生徒同様にお金を支払って英語を学んできたことを考えての金額です。
先生と一言に言っても、テキストの説明会や教材のワークショップに数多く通われて、日々授業のことを考えている先生とそうでない先生とに分かれます。
教材のワークショップは無料のものもありますが、有料で1回のワークショップに3〜4万円支払っている場合もあります。
そうなると、高額なワークショップ代を支払って蓄えてきた知識を生徒に享受する場合、月3,000円では先生のモチベーションが保てません。
勉強会などで身につけてきたことは、その先生にとっては財産です。
それをあまりにも安い金額で生徒に提供することはできないということです。
教材の知識がたくさんある先生を選ぶことが大切
いろんな教材のことを知っていて、できれば生徒にあった教材を選んでくれる先生だと嬉しいですよね。
大手フランチャイズ教室の先生は、会社から決まった教材を使うように言われているし、カリキュラムもびっしり詰まっているので他の教材を使う余裕はありません。
それでも中には、いろんなゲームの教材やチャンツ教材などを隙間に挟み込んで生徒を飽きさせないように工夫している先生もいらっしゃいます。
決まったカリキュラムを真面目にこなす先生もいいのですが、授業は生ものです。
生徒たちの空気を読んで、臨機応変に対応してくれる先生なら、子ども達も英語が好きになりやる気にもなります。
まとめ
英語教室に通うことを考えているのであれば、目標を持った方が良いです。
英語は必要性を感じたら、独学でもちゃんと勉強ができる教科です。
ネットには無料の教材がたくさんありますし、オンラインの英会話なら高額な月謝を支払う必要もありません。
ある程度の文法力を英語教室で身につけたら、あとは独学で語彙力強化したり、海外旅行に行って現地で会話を楽しんだりした方が英語力をアップすることができます。
自信なく安い月謝を設定している先生のもとでいつまでも身に付かない英語を習うよりも、それなりに研究と勉強を重ねてきた先生のもとで、多少高額な月謝でも効率よく学習を進める方が、実はお金を節約できているということです。
これからの英語教室選びの参考になれば、幸いです。