英語講師が暴露する!英語教育は子供に必要?教室内はどんなレッスンをしている?

小学生英語

2020年から本格的に小学校でも英語教育が開始されるということで、英語に苦手意識を持っている保護者の方々は、「我が子には英語で苦労してもらいたいくない!」と英語教室を真剣に物色されているのではないでしょうか。

でも、全ての幼稚園や小学生に英語教育は必要なんでしょうか。実際に英語教室を運営していた私からすると、「こんな無駄なことはない!」と言わざるを得ないことの方が多かったです。

今回は、英語教室をお探しの保護者の方に、英語教室の選び方と、あなたのお子さんには本当に英語教室に通うことが必要かどうかを判断するための情報をお伝えします。

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週に1〜2回のレッスンで英語は話せません!

子どもの英語教室は大抵の場合、週に1回というレッスン設定をしているところが多いですよね。今の幼稚園や小学生は英会話の他にもたくさんの習い事をしているので、通える回数としてはちょうど良いでしょう。

でも、この程度の回数で英語が話せるようには絶対になりません。おそらく大半の保護者の方はそう理解しているとは思うのですが、中には数ヶ月でペラペラと英語を話すようになれると信じている人もいるようです。

そんな訳ないですよね!それだけで話せるようになったら全ての日本人は英語ペラペラのはず!

英語習得に必要な時間は約3,000時間です。
中学・高校で英語学習に費やされる時間は約800時間。
それを考えると圧倒的に英語学習の時間が少ないことが分かります。

幼稚園や小学生の間に、週に1〜2回程度英会話教室に通っても、それだけでは全く話せるようにはなりません。話せるようになるためには、ご自宅でも毎日英語の勉強をする必要があるのです。

ところが、小学生のお子さんに「英語の宿題を出す!」というと、必ず返事として帰ってくる言葉は「時間がない!」ということです。小学生がそんなことを言ってしまうほど、今のお子さんは忙しいんですよね。

英会話教室のカリキュラムにも問題が!?

児童英語教室や英会話教室では、歌を歌ったり踊ったり、ゲームをして遊んだりすることが多いですよね。保護者の方もお子さんも、頭のどこかで「英語教室=楽しい教室」というイメージがありませんか?

私の教室でもBBカードというカードを使っていましたが、授業の大半はゲームでした。もちろん英語のセンテンスを言いながら遊ぶので、言葉は覚えますよ。でも、英語を勉強したいのか、ゲームがしたいのかよく分からないなるのは事実です。

英語のセンテンスなんてどうでも良くなって、英文をリピートすることを嫌がったり、ただのカード遊びとして遊びたがったりし始めます。ゲームばかりをしていると「英語教室=遊び」の公式はすっかり出来上がってしまうんですね。

つまり、英語教室を選ぶ時には、あまり歌や踊りやゲームばかりをしている教室を選ぶべきではありません。今は遊びながら英語を習っているかもしれませんが、いずれ教科としてお勉強しなければならなくなるのですから。

幼稚園・小学生のお子さんの英語教育には意識改革が必要

宿題を出そうとすると「時間がない!」と言ってしまうということは、お子さん自身に「家では英語を勉強したくない!」と思っている証拠ですよね。それでは、どれだけ英会話教室に通っても英語は話せるようになりません。

そもそもお子さん本人に「英語が話せるようになりたい!」という気持ちがないからです。本当に話せるようになりたいのならば、ある程度の努力はするはず。まずは、英語がどのようにお子さんに必要なものなのかを考える必要があります。

なぜ英語を勉強しなくちゃいけないのか?保護者の方はお子さんに説明できますか?

「英語に興味がある!」とお子さんが言い出しても、それは英語をどんなふうに捉えているのか?確認する必要がありますよね?学習する理由は何でもいいんです。

・カッコいいから
・英語の絵本が読みたいから
・英語の歌が歌いたいから
・外国の友達が欲しいから

などなど。
なぜ、英語を勉強するのかをきちんと話し合ってから、英会話教室を訪れた方がいいですね。人は目的なしに何かをやり遂げるなんて難しものです。目的に向かって勉強をするんだという気持ちが大切ですね。

せっかく英語を習っているのに家で何もしないの?

幼稚園クラスの女の子は、毎回お母さんから「宿題をもらって来い!」と言われているようで、「先生、今日は帰ったら何をしたらいいの?」と必ず聞いてきます。私は決まって「BBカードのセンテンスを覚えてきて」と言っていました。

すると、3週間ほどして全ての64センテンスを全て覚えてきました。その子のお母さんはどちらかというと、「せっかく習っているんだからちゃんと勉強させたい」と思うタイプのお母さんです。

64個の英語の文章をちゃんと覚えられたことで、その子はかなり自身がついたようです。授業でも大きな声が出るようになったし、他の学習に対しても意欲的になりました。

ネイティブの先生がやりがちなとんでもない授業!

ネイティブの先生がいいのか?日本人の先生がいいのか?と迷う保護者の方は多いですよね。私ははっきり言って日本人講師の方が良いと思います。ネイティブの先生は英語が話せるだけです。

英検の指導や、入試の指導となるとやはり日本人講師の方がいいですね。もちろんガッツリ会話を勉強したいという時にはネイティブの先生にマンツーマンで指導をしてもらう方が効果的です。

ネイティブの先生は、歌や踊り、ゲームといった授業をやりがちです。日本語が全く話せない先生だと、子どもたちが英語の意味を取り違えてしまって、中学に入学して日本人に英語を習って初めて自分の間違いに気付いたという話もよく聞きます。

じゃ〜日本人の先生ならいいの?

日本人の先生の英語のレベルを確認したことはありますか?英語教室の先生が全て英検1級を持っているとは限りません。せめて英検準1級は欲しいところです。英語のニュースを聞いて、実は何も聞き取れていないというのもあり得るんですよ。

英語教室に入会する時には、必ず先生の英語のレベルを確認しておく方がいいでしょう。できればTOEICの結果や英検の結果など見せてもらうといいですね。英語の先生と言いながら、実はリスニング力も読解力もない先生って結構多いんですよ。

まとめ

英語教室、英会話教室に入会したら、時々は授業参観をした方がいいでしょう。それも突然「今日いいですか?」と尋ねてみてください。それで躊躇するようであれば、ちょっと困った教室ですね。

個人教室の先生は、毎回の授業にしっかりとした準備をしていてしかるべきです。それなのに「今日の参観は困る」というのは、イコール「今日はあんまり準備してないから・・・」と言っているようなものです。

英語教室に通うのであれば・・・

・英語を習う目標を持つこと。
・家庭学習できないなら習わない方がいい。
・英語の先生のレベルを確認すること。
・突然、授業参観を申し出ること。

覚えておいていただけると、嬉しいです。

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小学生で英検3級合格できる英語教室
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