子どもの成績が伸びない時、叱ってもっと勉強するように言いますか?
それで成績が伸びるようだったらこんな悩みは抱かないはず。
子どもの成績が伸びない原因には、親子の関わり方が大きく関係しています。
親だからと言っても、だんだん複雑になる子どもの気持ちを常に理解するのは本当に難しいことです。
私たちも通ってきた道なのに、なぜ我が子の気持ちを理解できないのか?
そのことが成績不振につながっているのかもしれません。
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成績アップに必要な集中力はどうすれば手に入れられる?
小学低学年といえども、悩みはたくさんあるのです。
低学年だからこそ、切り替えができずにずっと一つの悩みを考えているのです。
✓仲良かった友達から一緒に学校に行けないと言われた。
✓友達の家で遊ぶのに自分だけ誘われなかった。
✓休み時間には急いで友達のところに行かないと入れてもらえないかもと不安だ。
子どもにとっては大問題なことばかりです。
そんなことが気になっていると、切り替えができないが為に授業中も、自宅で宿題をしている時でもそのことばかりを考えているはず。
小さな心を痛めているこれらの原因を取り除けるのは、小学生の間は親しかありません。
では、どうすればいいのか?
宿題をしていても、食事をしていても集中できていないと思った時には話をちゃんと聞いてあげることです。
悩みに思っていることを吐き出させて、一緒に考えてあげること。
そして、あなたが常に味方についているのだということを子どもに伝えることです。
1日中仕事をして、家事もして、子どもたちの世話をしてとても忙しい毎日を過ごしているあなたですが、子どもの話を聞く時間のたった30分ほどできっとお子さんは気持ちが軽くなるはずです。


悩みに思っていることを忘れることができる時間が必要
忘れても決して解決はしていません。
でも、あなたが子どもの話を聞いてあげることで、お子さんが少しでも悩んでいることを忘れることができるのならば、それはお子さんの中で最重要項目ではなくなってきているということ。
それよりも宿題をしよう!
それよりもお手伝いをしよう!
と、思えるようになったのならば、友達とのことは一旦胸から下ろすことができているわけです。
どうすれば解決できるのか?その答えとは?
子どもが友達との関係で悩みを抱えているとするならば、あなたが解決策を見出してあげる為には話を聞いてあげることです。
家族は裏切ることのないチームなのだと教えてあげることです。
悩み事を吐き出せずにいるから常にそのことに考えが及んでしまい、何事にも集中できない。
たった数人の友達の中で居場所がないと悩んでいる子どもの世界は、本当に狭い世界です。
もっと広く周りを見ることができれば、自分を傷つける友達と離れて違う友達と楽しくすごすことができるのです。
でも小学生のそれも低学年であれば、そんな考えには至りません。
そのことを教えてあげられるのは、親であるあなた自身です。
その為にもどんなことで心を痛めているのかを聞き出す必要があります。
勉強しないから、集中していないから、ぼんやりしているからと叱る前になぜそんな状態になっているのかを知る必要があります。
最後に勇気を出さなければいけないのは子ども自身
どんなにあなたが話を聞いてあげて、アドバイスをしてあげても、最終的に勇気を出して行動しなければならないのは子ども自身です。
仲間外れにされていると感じるのには、もしかしたらあなたの子ども自身にも原因があるのかも?
では、何が悪いのかを友達に聞いて改めますか?
そんな不毛は戦いはしなくてもいいです。
人間同士、合う合わないがあるのです。
大人にしか出せない答えを表示してあげることが、親としてあなたができることなのです。
勇気を出して行動して良いのだということ、そしてどんな結果になっても家族という大きな味方がいるのだということを教えてあげて欲しいです。
まとめ
年齢を重ねるごとに悩みは大きくなっていきます。
大学生になった時、友達に仲間外れにされたことがいかに小さな悩みだったかに気づきます。
勉強や仕事に集中できるということは、心にある不安を取り除いてくれる何かがあるということです。
小学低学年のうちは、その役割をするのは親であるあなたです。
成績が伸びない、いつも成績が悪いと感じた時には集中できない原因があるのかもしれません。
頭ごなしに叱るよりも、じっくりと話をする時間を持ってみるのも解決につながることになるかもしれません。
忙しい毎日ですが、ほんの少し話をする時間を作ってみてください。