小学生の英語教室というと歌を歌って、ゲームをして、クラフトをしたりするものというイメージはありませんか。
ハロウィンやクリスマスパーティーを楽しんだり、クラフトするだけで1時間が終わってしまったりする授業は本当に英語学習に必要でしょうか。
外国の雰囲気を味わう為に色々な英語体験をすることは大事ですが、それって昭和の話では?
今や航空チケットも格安で手に入るし、ネットで予約すれば外国のホテルも安く泊まれます。
海外体験は、ぜひ海外でしましょう。
英語教室では、しっかりと英語を学習するという意識を持ちましょう。
そして、英語学習をするその先のゴールを見る場所にするべきです。
Contents
英語=歌やゲームの意識は捨てましょう
小学生のための英語教室を選ぶ時、基準となるものは何でしょうか。
ちゃんと通える教室であるかどうかを見極めるには、やはり英語教室で実施されている学習方法ですよね。
英語は中高生が嫌い、もしくは苦手とする教科の上位にランキングする教科です。
英語教室を選ぶ基準として、こんなことに注目して選んでいませんか。
☑楽しさ重視で歌やゲームをたくさんする教室
☑宿題を出さない英語教室
☑イベントが多い英語教室
こんな教室を良しとしていませんか。
確かにこんな教室なら英語が嫌いにはならないかも。
でも、それって遊んでいるのと同じでは?
その教室に通って、小学4年生くらいになって英検5級が受験できるようになりますか?
英語はお勉強という気持ちを持つことが大切
英語教室ではたくさんゲームをして、歌を歌ったり踊ったりして楽しく過ごすという感覚は、残念ながら非常に安易にすぐに身につきます。
それでは、そろそろ英検を受験したいと思ってもなかなかお勉強モードにはなれません。
学校ではきちんと座って先生の話が聞けるのに、英語教室では遊んでいれば良いと思ってしまって、テキストに向き合えないことはよくあります。
それだと、お子さんは英語を嫌がって習いたがりませんか?
歌やゲームをしなければ教室に行くのを拒否しますか?
嫌いになって欲しくないからと、英語教室は楽しいところだよ!と伝えるのは良いのですが、遊びに行くところだと、まさか伝えていないでしょうか。
遊べる楽しさよりも、英語がわかる楽しさを味わえるところだと教えてあげることが大切です。

勉強=嫌なものと思っているから英語が嫌いになる
そもそも勉強すること自体が嫌なことだと、小学生がなぜ思ってしまうのでしょうか。
ご家庭で、「お母さんは勉強が嫌いだった!」なんて話をしたりしていませんか?
勉強をすれば、将来的にいろんな可能性が生まれます。
知識を増やすということがどれだけ人生を豊かにしてくれるものかを実感して欲しくはないですか?
家では、両親とも新聞も読まなければ、もちろん読書もしない。
子どもには勉強しろって怒るのに、親は寝転んでテレビばかり見ている〜なんて状態では、もしかしたらお子さんには「勉強ってしないと怒られる厄介なもの」というイメージが植えつけられます。
英語で「fun」と「interesting」はどちらも「面白い」という意味を持っています。
しかし、「fun」はゲラゲラと笑う面白さで、「interesting」は興味深い面白さを意味します。
勉強には「interesting」の意味の面白さを感じてもらいたいものです。
まず親が勉強する習慣を身につけてほしい
そもそも勉強なんてしてもしなくても、将来的に何も影響がない!と思っている方は、これ以上読む必要はありません。
そうではなく、子どもには知識を身につける楽しさを知ってほしいと思っている方には是非実践してもらいたいことがあります。
それは、子どもに勉強をするように言う前に、ご自分でも何かを勉強をする姿勢を示してほしいという事です。
新聞を読んだり、本を読んだりするだけでもいいのです。
もっと言えば、読んでいなくても読むふりをするだけでもいいのかもしれません。
これは極端な話で、実際にはフリなんてせずに本で読んだことを子どもに話してあげてほしいですね。
今までに聞いたこともない世界が本の中には書かれてあるということを知って、読書に興味を持てるように導いてあげてください。
テレビを消して、親子で読書をする時間を持ってみて下さい。
全ての学習は、そんな読書習慣から見違えるように向上するのですから。
ゴールが見えればやる気も起きる!
英語を習い始めるときに、まずご家庭で話をしてもらいたのは、英語がわかるようになったらどんな世界が待っているのかを話し合ってもらいたいです。
英語の文法や単語を覚えたら英語が話せるようになって、海外の人ともコミュニケーションが取れますよね。
英語が聞き取れるようになったら、字幕無しで洋画が楽しめるようになります。
もっと頑張ったら英語を使った仕事ができるようになるかもしれません。
英語を話すことがゴールではなくて、英語をツールとして使いことなすことがゴールなのだと話をしてあげて欲しいです。
学年が小さいと、なぜ遊ぶ時間を減らしてでも英語を習わないといけないの?なんて思っているかもしれませんよね。
モチベーションを保つためにも、洋画を一緒に見たり、絵本を読んだりしてみてください。
時には、海外旅行に出かけたりするのもいいですよね。
まとめ
遊びから入る英語は、いつかはお勉強に変わってしまいます。
それならば最初からお勉強として、知識を得ることに楽しみを感じるようにしてあげたいものです。
単語を100個、ノートに書き写しながら覚えるような学習はしなくても良いのです。
英語の絵本を読んでみて内容がわからなくても単語の意味を想像してみたり、洋画を見て何を言っているのかを想像してみることが大切です。
そうして、自分が思っていた意味が当たっていたりすることに楽しみを感じて欲しいと思います。