成績が伸びない子の特徴を知っておくことは、今後の勉強の姿勢を正すためにも大切なことです。
私が子どもに勉強中してはいけないこととして、
☑肘をつかない。
☑顔を上げる。
☑話を聞くときは何も持たない。
ということをよく言っています。
これは、勉強するときの姿勢ですよね。
そのこと以外にも、知っておきたいことがあるのでお子さんのタイプ別に分類してお伝えします。
問題の答えを早く聞きたがるタイプ
このタイプのお子さんは元気な子が多くて、授業もとても楽しいものになります。
でも、このタイプの子どもが聞きたいのは問題が正解しているかどうかです。
正しい答えをどうやったら導けるのかということには興味がありません。
自分の答えが合っていれば大喜びするし、間違えていても気にしていません。
先生が解説を始めると落書きをしてみたり、次の答えの催促をしてみたりして、とにかく忙しいです。
解説を聞かないということは、同じ間違えを何度もします。
それでは、何のために練習問題をしているのかが分からなくなるので、きちんと解説を聞くことが大切です。
何を間違えて、どうすれば正解するのか?
ゲーム感覚で楽しんで問題を解いているのは良いのですが、不正解ばかりではせっかくのやる気も無くなってしまいますよね。
正しく説明ができなければ、理解していないということを気づかせる必要があります。
めんどくさい発言が多いタイプ
教室に来るなり、めんどくさ〜〜い!を繰り返す生徒がいます。
☑宿題をするのもめんどくさい
☑ノートを取るのもめんどくさい
☑本を読むのもめんどくさい
とにかく、何かにつけめんどくさい発言を繰り返す子は、その真意は実はわかりません。
ですが、少なからず色々とめんどうなことが多いな〜と思っていることは確かです。
しかし、このめんどうくさい発言はあまりウエルカムな発言ではありませんね。
ネガティブな言葉は、周りの人にも自分自身にも良い影響を与えるわけがないからです。
年齢が低い間は友達同士の影響力が大きいので、めんどうくさい発言が多い生徒が一人でもいるクラスは他の生徒も「めんどうくさい」とよく言うようになります。
大人でも生徒がずっと「めんどうくさい」と言っているのを聞いていると、「この生徒めんどくさ〜〜い!」ってなってしまいます。
最初の頃は、なだめるようなことを言ってみても効果なしでは、だんだんこちらもめんどくさくなりますよね。
ネガティブな言葉にどんなマイナスな力があるかを教えてあげましょう。
音読や先生の言葉をリピートしないタイプ
教室に来ると、余計なおしゃべりはするけど音読や英文のリピートを全くしないという生徒がいます。
こういう生徒は全く伸びません。
しない理由は、英語を初めて習うからなのだそうです。
初めてだと間違ったら恥ずかしいとか、叱られるのかな?とか不安に思う気持ちは分かります。
間違えて恥ずかしいと思うのには、きっと今までの経験が原因しています。
学校の教室で間違えて笑われたとか、もしくは笑われている人を見て自分はあんな風になりたくないと思っているとか。
もしくは、家で間違えるたびにお母さんに叱られているのかもしれません。
言いたくないものを無理に言わせることはしてはいけません。
でも、聞いているだけで英語が上手になることないと知っておくべきです。
リスニング力を向上させるために、浴びるように英文を聞くと良いと言いますが、実は自分でも発音しなければ聞き取れません。
なので、小学生低学年の頃から先生の言う英語をリピートする学習法は効果的なのです。
間違えるのが怖いと言う気持ちはとてもよく分かりますよね。
でも、教室ではいつものメンバーしかいません。
他の人も同じように初めて習うということでは同じだし、間違えない人なんていません。
間違えて叱られたら、叱る人が間違えているのだと気づいてもらいたいですね。
まとめ
私の英語教室では、全くの初心者から英検保有者まで様々な生徒が来ています。
全くの初心者よりも英検保有者の方が伸び悩む原因としては、自分は英語ができると過信していることです。
他の生徒よりもできるという自負から、先生の言葉を最後まで聞かずに自分の中で解決していますパターンが多いです。
英語教室をコロコロと変えている生徒に多く見られます。
前の教室で習ったから、知っているから説明はいらない。
そう思っている生徒に限って、次の英検でつまずきを見せたりします。
私にも思い当たる節はあります。
参考書を読んでいてもこれは知っているから読まなくていいや〜と飛ばしたりして、実はずっと思い違いをしていた!なんてこともしばしばです。
初心忘れるべからず…ですね。
成績が伸び悩んでいるなと感じたら、まずはお子さんの勉強する姿勢を見直してください。
教室の先生に、教室での様子を尋ねてみるのも方法だと思いますよ。