英単語を覚える時、何度も書いて覚えるというのは定番の暗記法ですよね。でも、本当にその暗記法で効果がありましたか?もちろん人によっては「書いて覚える」方法に効果を感じている方も多いと思います。
では、小学生が英語の単語を覚えるのに「書いて覚える」方法がベストでしょうか?実は、鉛筆を持たない方がスムーズな暗記が期待できます。
その方法と理由をお伝えします。
小学生が英語の単語を覚えるのに鉛筆は必要ない?
小学生が英語の単語を覚えるのには、ズバリ「読んで覚える」のがベストです。
鉛筆を持って何かを暗記するということは小学生には不向きです。
鉛筆は、というか筆記用具全般を指しますが、小学生が何かを暗記する時には百害あって一利なし無し!だと言えます。
なぜ小学生が単語暗記に鉛筆を持つと良くないのでしょうか。
小学生は手に持つもの全てが遊び道具
もちろん100%全ての小学生がそうだとは言いません。ですが、単語を暗記するという作業で小学生に筆記用具は必要ありません。
書いて覚えるには、自分で話すスピードくらい速く単語を書く必要があります。なぐり書きくらいの感じですよね。その辺が小学生にはまだ無理です。。
スピードが乗らずに、ゆっくりと書いていては時間がかかりすぎて、集中力が持ちません。
そうすると、必ずと言っていいほど落書きをしたり、消しゴムを削ってみたりするわけです。
私も小学生時代は類に漏れずそうでした。
つまり、筆記用具は遊び道具になってしまうということで最近の子ども用の筆記用具は面白いものがたくさんあります。
いい匂いのするペンや、電動の消しゴム、カラフルな鉛筆など、子ども心をくすぐるものが溢れています。
筆記用具を出して、単語を書くように言うと、それらのおもちゃのような筆記用具を取り出しては遊び始めると言うことも少なくありません。
また、友達が持っている珍しい文房具に興味を示して、取り合いっこになったりして、楽しそうだけど授業になりません。
そのような状態を考えても、単語を覚える時には筆記用具などの文具を使わずに音読する方が効率的です。
なるべく短時間で集中できる状態を作ることが大事
小学生が一人で単語を黙々と暗記することができる・・・
もし、あなたのお子さんがこのように集中力に長けているのならば、筆記用具もいかなる本も、もしかしたらゲームが隣にあっても集中できるかもしれません。
でも、ほとんどの小学生は遊びが大好きですよね。
集中力が続く時間も限られています。
さらに、単語を覚えると言った根気のいる作業は大人の力が必要になります。
「明日までに英単語を10個覚えといてね!」なんて言っても自主学習をする可能性は低いです。
先生や保護者が一緒に音読をするのが一番効率が良いです。
音読も飽きちゃうんじゃないの?
なんて思いますよね?
では、飽きずに何度も音読ができる方法とはどのようなものでしょうか?
読み方に工夫をして飽きさせないようにする
音読の仕方にバリエーションを持たせれば、同じ単語の音読を続けることができますよ。
☑まずは普通に英単語と意味を音読する。例文があればそれも読む。
☑大人が意味を読んで、子供が英単語を読む。
☑大人が英単語と意味を読み、子供は本を見ない状態でそれを繰り返す。
☑大人が英単語を読み、子供は本を見ないで意味を言う。
☑大人が意味を言って、子供は何も見ないで英単語を言う。
さらに定着したい!もっとゲームをしながら英単語を覚えたい!↓
音読を始めれば、他にももっとバリエーションが増えるかもしれませんね。
子供は読むスピードを変えるだけでも集中力はアップします。
同じ単語を覚えるまでやらない!
10個の単語を覚えるまで音読し続ける、またはゲームで使い続けることはしないでください。
例えば、基本的な単語が入ったテキストやCDを準備したら、そのテキストを何周もするイメージで覚えるようにしてください。
オススメの単語教材はこちら↓
このCDには、単語と例文が入っていて、しかもチャンツ(リズムに合わせて読む)になっているので子どもたちが夢中になれる教材です。
オススメですよ!!
まとめ
本屋さんに行くと小学生用の英単語の本はたくさんありますよね。
良く見てみると、やはり「書いて覚える」と言うフレーズは見つからず、「見て覚える」とか「聞いて覚える」と言った本が多いです。
例えば、有名な「キクタン」もこんなタイトルです。↓
キクタン小学生(1) 聞いて文で覚える英単語帳 英語で言える自分のこと [ アルク ]
書いて覚えると言う作業は、単語を発音しないままただひたすらに書く作業に集中してしまいがちです。
小学生だけに限らず、中高生や大学生、大人に至るまで単語を覚えるには正しい発音とスペルを覚えることが大切なのです。
英語の勉強を黙ってすることはないと思っていて間違いはないですね。
テキストを何周もして、なんども単語に触れることが大切です。
知らない単語には6回出会って初めて覚えられるのです。
ぜひ、お子さんと一緒に音読をしながら単語を覚えてみて下さいね!