英語の教材というとテキスト+CDやDVDなんかを思い浮かべますよね?最近ではITの技術も利用して、パソコン英語教室とかタブレットで英語学習なんてもののあります。
そんな数ある英語教材の中でも超アナログ教材という感のBBカードって聞いたことありますか?
私が色々試してきた教材の中でもシンプルで、かつ効果抜群の教材です。
今回はそのBBカードについてお伝えします。
意味を持ったカードで英語学習

BBカードはトランプのようにダイヤ、ハート、スペード、クラブの4種類各16枚、全部で64枚が1セットになったカードです。
カード1枚1枚にイラストが描かれていて、そのイラストに関係するセンテンスが付いています。
この64枚のカードを使って色々なゲームをするというのがBBカードです。
基本のビンゴゲーム
全てのカードを4×4で並べて、読み手が読むカードをひっくり返してビンゴの数を競うゲームです。
読み手は16枚中12枚を読むので、4枚だけを残してゲーム終了です。
こんな感じで終わります↓

これだと3ビンゴですよね。BBカードのビンゴゲームでは最高で6ビンゴまで取ることができます。
全てのカードを裏返して行う「頭脳ビンゴ」
「頭脳ビンゴ」では、読み手が読んだカードがどこにあったかを当てるゲームです。
カードは2回までめくることができます。2回目で間違えた場合は、そのカードをめくることはできません。同じくビンゴの数で勝負を決めます。
「頭脳ビンゴ」になると初めてBBカードをする子どももかなり夢中になってきます。
当てても、外れても笑いが起きますよ。
カードをめくるたびにカードのセンテンスをリピートする

BBカードで大切なことは、それぞれのカードに付いているセンテンスをリピート(繰り返すこと)して覚えるということです。
センテンスを覚えて単語の入れ替えができるようになって、自分でBBカードのセンテンスを使って自由に言いたいことを英語で言えるようになることがこの教材の目的です。
64文も覚えられない!と思うかもしれませんが、遊びながらリピートしているとあっという間に覚えてしまいます。
ただし、覚えようとしなければ覚えることはできません。
3〜4年もBBカードで学習しているのに、全く覚えられないカードというのが中にはあるんですよね。
そんなカードには「このカードはみんなからなかなか覚えてもらえなくて可哀想だから早く覚えて〜」などと一言添えたりします。
そうすると「なかなか覚えられないカード」として印象に残るようで、それがきっかけで覚えられたりするもんなんです。
やらされてるだけの勉強はいつまでたっても身につきません。関連記事はこちら↓
BBカードは英文だけじゃなく和訳も同時に覚える教材
英文を言いながら、しっかり和訳の確認もしながらゲームをします。
例えば、
Betty Botter bought some butter.
このセンテンスを言った後で、
「ベティボターさんは何を買ったの?」
などと挟みます。
すると、
バター!
と返って来るわけです。
誰が?どこで?何をした?という感じに一つのセンテンスを分解して和訳を理解します。
そうすると、誰が?の部分は英語のセンテンスの中ではどの部分のことを指すのかを理解できるようになるわけです。
BBカードにはたくさんのゲームがあって飽きない!

トランプより少し多いBBカードですが、構成はトランプに似ているのでトランプでできるゲームは同様にすることができます。
七並べやババ抜き、神経衰弱なども子ども達やりたがれば、することもあります。
BBカード歴が長くなってくるとオリジナルのゲームを作ることもよくありますよ。
BBカードはいろんなゲームでずっと遊んでいるようで、実は英作文をするための準備をずっとしているわけです。
お勉強があまり好きではない子どももBBカードなら無理なく英語の学習を進めることができます。
まとめ
英語学習は時間のかかるものです。
若い脳なら64個のセンテンスを覚えることは簡単だ、と言いつつも、それでも全部を完璧に覚えようとすると時間がかかってしまいます。
でもゲームをしながら楽しく覚えるBBカードは、小学生にはぴったりの教材です。
時々流行りの言葉を挟んだりして、もっとグッと身近に英語を感じられるように工夫することもよくあります。
身の回りのことを表現するのに、BBカードのセンテンスが使えるんだということを理解してもらうためには、馴染みのある言葉を使うのが一番ですよね。
ご興味のある方はぜひお子さんにBBカードを体験させてあげてくださいね。
