英検準2級の小学生の合格率は年々伸びています。
英単語や文法は暗記力に頼れますが、英作文は違います。
字数も制限されていて、書く内容も指示通りでなければ0点になる可能性もあります。
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英作文の練習は問題集の解説を見ながらしよう
英検受験対策の問題集をお持ちですか?
問題集には必ず解答と解説が載っているわけですが、英作文の解答はいつ見ますか?
英作文をした後に、自分の解答の仕方が正しいかどうかを確認するために、問題を解いた後に見ることが多いと思います。
英作文の練習をする場合、解答は先に見ておきましょう。
特に小学生の場合は、自分で英文を作るのは非常にハードルの高いことです。
ここで、「難しい!」と感じて尻込みしてしまうよりは、先に解答と解説を見てその英文を真似るようにして英作文をする練習をしましょう。
英検準2級の場合は、次のような問題が出題されます。
First, I think that houses are more expensive than apartments.
If people live in an apartment, they can use their money for other things.
Also, these days, many people live alone.
If you live alone, you do not need a lot of space.
Therefore, I think people should live in apartments.
まず、私は一戸建て住宅は集合住宅よりも高価だと思います。
もし、人々が集合住宅に住んだら、彼らは彼らのお金を他のことに使うことができます。
また、近日では、たくさんの人々が一人で住んでいます。
もしあなたが一人暮らしなら、たくさんの空間は必要ありません。
まずは、この解答例をしっかりと読んで、どのように英文を書けば良いのかを覚えましょう。
解答例の文章をもとに単語を入れ替えてみる
解答例では、集合住宅(apartments)に住む方が良いと答えていますが、これを戸建て住宅(a house)に住む方が良いという英文を作ってみてください。
理由としては、集合住宅に住むと住宅に払うお金をその他のことに使うことができると書かれていますよね。
では、戸建て住宅に住む利点とは何かを考えてみてください。
- 広く住むことができる
- 庭で遊ぶことができる
- 家の中で走っても階下に迷惑をかけない
などなど、理由はお子さんに考えてもらってください。
理由が思いついたら、先ほどの解答例の英文に沿って単語を入れ替えるだけです。
単語を入れ替える時には、まずはお子さんの単語力のまま単語を入れ替えてもらいます。
その後、辞書で調べてなるべく無理のない簡単な英語表現を覚えるようにしてください。
解答例の英文で英単語を入れ替えてみると?
First, I think that houses have gardens that is good for children to play there.
If people live in a house, they can make some fields to make some vegetables.
Also, these days, organic vebetables are very popular in Japanese people.
If you want to spend healthy life, it is good for you to have own fields.
Therefore, I think people should live in houses.
まず、戸建ての家には庭があるので、子供たちがそこで遊ぶには良いと思います。
翻訳サイトを使って英文を作ってみよう
翻訳サイトを使う時には、必ず自分で作った英文が日本語に訳せる文章なのかどうかを確かめるツールとして使ってください。
日本語で作った文章を翻訳サイトで英訳して、それをそのまま丸写しするのでは意味がありません。
翻訳サイトとはいえ、それが自分の言いたいことにぴったりな表現だとは限りません。
日本語には同じ言葉でも違う意味を持っているものがありますよね。
翻訳サイトはそのままを英訳してしまうので、全てを鵜呑みにしてしまってはいけません。
あくまでも自分の作った英文が、意味が通っているかどうかを確かめるためのものとして使いましょう。
日本語に合う英文を探しているうちに、いろんな表現を調べることになるので、自分自身の英単熟語の引き出しを増やすことにつながります。
英作文のひな形を作っておこう
英検の英作文のテーマにはいろんな題材が出題されます。
比較的、身の回りのことが多いのでどんなテーマが出題されているのかをチェックしておきましょう。
例えば、英検準2級の英作文のテーマとして
- 子どもたちにとってスポーツをすることは重要ですか?
- 子どもたちにとって携帯電話は必要ですか?
- 中学生にとって制服は必要ですか?
- 勉強するときは一人がいいですか?それとも友達とする方がいいですか?
- 親は子どもたちにゲームをすることを許すべきですか?
といったものが出題されています。
世間でよく討論されているようなテーマですよね。
親としては、新聞でこのようなテーマを見つけては一緒に考えることも大切です。
日頃からそういった訓練がされている子どもは、英検で問われた時にすぐに英作文に取りかかることができますが、慣れていないと、何を聞かれているのか?どうやって答えを出せばいいのか分からなくて時間だけが消費されてしまいます。
英検は級を重ねるごとに、ただ英語を勉強しておけばいいという状態ではないということに気づかされます。
政治や経済、環境問題などにも触れておかなければ、逆に英語に集中することができなくなります。
まとめ
小学生にとって英検準2級の英作文は、少し難しいテーマが出題されます。
ゲームをしてもいいのか?制服って必要なのか?
こういったことは毎日の親子の会話の中に取り入れておくことが大切です。
分からなければ、ネットでも新聞でもいいので、他の人はどんな意見を持っているのかを読んでおきましょう。
他の人の意見を知った上で自分はどう思うのかが大切です。
英検の英作文は、本当のことを書く必要はありません。
それでも、何を問われているのかさっぱり理解できない状態では、英文の書きやすさを優先して自分の意見とは違うことを書くにしても、書きようがありません。
英検準2級レベルになると、英語だけを学習すれば良いというわけではないということを知ってくださいね。