最近は英検を受験する小学生が増えてきました。
英検の受験会場を見渡しても、幼稚園から大人の方まで年齢層が幅広くて驚かされます。
私立の小学校では、ますます英語教育に熱心になっており、小学校卒業までに英検3級まで合格しておくことが必須になっているところもあるくらいです。
この記事を読めばわかること☑小学生で英検2級は合格できる?過去の合格率は?
☑単語はどうやって覚えるの?
☑英検2級の何が小学生にとって一番難しい?
今回は小学生の英検2級受験についてお伝えします。
Contents
小学生で英検2級は合格できる?過去の合格率は?
小学生で英検2級に合格することは不可能ではありません。
ただし、合格者のほとんどは帰国子女や、幼稚園から準備をしてきたお子さんが多いようです。
昨日今日英語の勉強を始めた状態では到底無理です。
なるべく低学年のうちに目標を立てて、小学生の間に英検2級合格を目指すのであれば、不可能ではないということです。
小学生の英検2級合格率はどのくらい?
受験者数はどんどん増えてきていて、合格率も数年前からあまり変わっていません。
小学生の英検2級の合格率は、約40パーセントといったところです。
実は、英検2級の合格率が一番高いのが小学生なのです。
つまり、英語に自信のある小学生たちが受験をし、合格を勝ち取っているということです。
インターナショナル小学校に通っているとか帰国子女となるとハードルは高くなりますが、幼稚園から英語教室に通っている意識の高い小学生であれば合格は有りうると言えます。
英検2級の単語を小学生がどうやって覚えるの?
小学生の間に英検2級の合格を目指すのであれば、かなり広範囲にたくさんの英単語を覚えなくてはなりません。
単語帳や単語のテキストを使っての勉強は、かなりストレスフルで長続きしません。
準備期間をしっかりと取って、英語の絵本や物語を多読するのが一番効率的です。
この方法は、幼児英語研究家が推薦している勉強法です。
楽しみながらも、最も英語力がつく方法です。
お子さんのレベルを見ながら、常に簡単すぎず、難しすぎないレベルの本を選びましょう。
英検2級レベルであれば、「ハリーポッター」がオススメです。
知らない単語があっても、意味を想像しながら本の内容を理解することが大切です。
なるべく辞書を使わずイメージで単語を覚えた方が、たくさんの単語に触れることができます。
また、たくさんの本を読んでいるうちに、一つ一つ英単語を辞書で調べることが面倒になってきます。
そうなると、さらに想像で本を読むようになるので、理解度も深まります。
その方法で長文を読む癖がつくと、将来的には入試などで長文読解問題に強くなります。
たまにはゲームをしながら覚えるのもオススメ
たまには、古い方法ではあるのですが、単語カードに単語を書いて、神経衰弱などをしながら単語を覚えるのも楽しいですよ。
この覚え方は、はっきり言って効率が悪いです。
たくさんの英単語を覚えるには向いていないかもしれませんが、たまに息抜きとしてやる分には結構楽しめますよ。
向き不向きがあるのでお子さんに合った方法を
多読も、単語カードを使った単語の覚え方も、お子さんに合った方法を選んでください。
本の多読は、確かに効果的な学習法ですが、本が嫌いなのに無理強いしては逆効果です。
単語をコツコツ一つずつ覚える方法を好む場合も考えられるので、いろんな方法を試してくださいね。
英検2級の何が小学生にとって一番難しい?
小学生にとって英検2級の問題で難しいのは、単語や文法もさることながら、やはり長文読解問題の文章の内容やライティングのテーマです。
環境問題や社会問題についての出題が増えるのが、英検2級からです。
英語が得意でも、このような問題が出題されるとお手上げになるお子さんも多いのです。
日頃から、英語の勉強だけでなく、社会についても勉強の範囲を広げなければなりません。
そこでオススメなのが、こども新聞の購読です。
こども新聞の英語版を読む習慣を身につけて、日本国内の動きについても学習をしておきましょう。
ライティングや面接にも出題される社会&環境問題
日頃から社会問題、環境問題について親子でしっかりと話をしておく必要があります。
ニュースを見ながら、このことについてどう思う?という会話を持つことです。
テレビでは、毎日ニュースが流れています。
それがそのまま教材になるのですから、見逃す手はありません。
なぜそう思うの?
もっと詳しく話して?
と言った聞き方がいいでしょう。
英検の面接で聞かれるような内容の日本語バージョンで練習を重ねるのです。
学習が進めば、今思っていることを英語にしてみる練習を始めましょう。
英訳するときにも、なるべく簡単な英語で表現できるように練習してください。
まとめ
小学生が英検2級に合格することは不可能ではありません。
本文にも書いたように、合格率は小学生が一番高いのです。
つまり、受験する小学生のお子さんはかなりしっかりと準備をして受験に臨んでいるということです。
そのためには、お子さん本人にも受験をするという自覚が必要です。
英会話教室で、英語はお遊びの延長のような学習の仕方では、いざ英検受験となると今までの英語学習法とのギャップで、挫折しがちです。
英語の勉強は、将来のためにどれだけ必要なのかを理解して、自分でも興味を持って英語学習をするようにしてあげてくださいね。