1次試験の合格の喜びもつかの間、英検3級からは面接という2次試験が待っていますよね。
英検3級の面接は、英文の音読とその英文に対する質問が3題、個人的な質問が2題出されます。
この2次試験の面接で初めて自分のことを英語で話す、なんて人も多いのではないでしょうか。
小学生だときっとそうですよね。
緊張しますよ、きっと。
2次試験までの1ヶ月ほどの間にたくさん練習しておきましょう。
そして、事前に用意できることはきちんとしておきましょう。
①面接で聞かれることのパターンを知っておこう!
英検3級の面接で一番頭を悩ませるのは、第4問目と第5問目だと生徒たちは言います。
この2題は、受験者自身に対する質問が出題されます。
例えば、4問目の出題例
✓どんな国に行きたいですか。
✓日曜日にはどんなことをしますか。
✓夏休みにはどこに行きたいですか。
などなど。
Yes、Noで答えられない質問が出題されます。
なので、文頭の疑問詞を聞き取ることが大事になってきます。
第5問目の出題例
✓外食をするのは好きですか。
✓本を読むのは好きですか。
✓海外旅行に行ったことはありますか。
今度はYes、Noで答える問題が出題されます。
Yes、Noのどちらを答えても、さらに突っ込んで質問をされます。
例えば、Yesと答えたら、Please, tell me more. (もう少し話してください。)
Noと答えたら、Why not? (なぜですか?)と聞かれます。
これが英検3級の2次試験の4問目5問目のパターンです。
②Yes/Noは答えやすい方を答えれば良いと知っておこう
英検の2次試験で本当のことを答える必要はありません。
つまり、嘘でいいということ。
例えば、海外旅行に行ったことありますか?と聞かれて、
うわ〜行ったことないわ〜💧
行ってないと印象悪いのかな?
な、訳ありません。
ここで、行っていなくてもYesと答えた方が、その次の突っ込んだ質問に対して自分が答えやすいと感じた時は、Yesと答えて良いのです。
と、答えたとします。
Yesで答えているので、 Please tell me more.と聞かれますよね。
Noならば、おそらく次の質問は What country do you want to go? (どの国に行きたいですか)と聞かれると思われます。
さて、自分はどちらの方が答えやすいか?ですよね。
多分、Noと答えておいた方が次の質問には答えやすいと思います。
と、適当な国名を入れて答えれば良いのですから。
こんな風に自分が答えやすい方で答えることで良いのだ、ということを知っておきましょう。
③答えに使える単語を調べておこう
4問目に出題されやすい問題として
✓what kind of music do you like? (どんな音楽が好きですか。)
✓What kind of book do you like? (どんな本が好きですか。)
✓What kind of movie do you like? (どんな映画が好きですか。)
などが出題されがちです。
一見、簡単な質問で楽勝に答えられそうですよね。
では、どんな本が好きか?
本のジャンルを英語で言えますか?
本のジャンルといえば、「小説」「漫画」「詩集」などがありますよね。
音楽では、「クラシック音楽」「ポップ・ミュージック」「演歌」など。
映画は、「恋愛映画」「フィクションもの」「アクションもの」「ホラー」などです。
その全ての英語を知っておくのが一番ですが、覚えられなければ各分野一つだけ調べて覚えておきましょう。
当たり前に答えられると思っている単語が意外と出てこないものです。
日常のいろんなシーンを英語にする習慣をつけておくと役に立ちますよ。

まとめ
面接で気をつけたいこととして、表情や態度にもぜひ気を配ってください。
質問に答えることでいっぱいいっぱいになって、試験官と一度も目を合わせていなかったり、声が小さくなってしまったりするとマイナスされてしまうかも。
以前に、質疑応答は練習の時は完璧にできていたのに、なぜか不合格になった生徒がいます。
どうやら、試験管の目を見ることができず、ずっとうつむいていたのだとか。
試験管の目が見られない!と感じた時は、言葉の最後の時にだけちらっと見ると良いですよ。
必要以上に笑顔を作ることはありませんが、受かりたいんだ!という気持ちを前面にアピールしましょう。
英検の面接はいずれAIが担当する〜なんて噂もありますよね。
そうなると試験管の私情が挟まれずに公平に点数をつけることができるかもしれませんが、なんとなく寂しいような。
人と対話をしている、という意識を持って面接に臨んでくださいね。